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9.7インチiPad Pro登場!それでも僕がiPad mini 4を最強のタブレットと考える理由

May 5, 2016
9.7インチiPad Pro登場!それでも僕がiPad mini 4を最強のタブレットと考える理由

9.7インチのiPad Proが登場し、スマートキーボードとApple Pencilが使用出来るiPad Proシリーズに、よりサイズが小さくポータブル性の高いラインナップが加わることになった。

新しく登場したiPad Pro 9.7インチと、従来のiPad Air 2やiPad mini 4のどれを購入すべきなのか。
12インチのiPad Proは大きすぎると感じている人にとって、この三つの小型iPadのどれを購入するべきかは非常に悩ましい問題だ。

私は、iPad mini 4を半年使用しているが、仮に今新たにiPad mini 4とiPad Pro 9.7インチのどちらを購入するかを聞かれたならば、迷わずiPad mini 4を購入すると答える。

今回は、現行のiPadのラインナップの中から「12インチiPad Pro」、「9.7インチiPad Pro」 、「iPad Air 2」、「iPad mini 4」を比較し、どれを今買うべきかをまとめていく。




9.7インチiPad Pro登場!現行iPadモデルのスペック総まとめ

iPadシリーズは、新たに登場したiPad Pro 9.7インチをはじめ、iPad Pro 12インチ、iPad mini 4、iPad Air 2のどれを取っても、チップ性能は非常に優れており、処理速度が速く、液晶も大変美しい。
ただ、大きな違いとしては、当然それぞれのモデルでサイズが異なり、一番小さいのがその名の通りiPad mini 4である。

いずれのモデルも甲乙つけがたいところだが、サイズの比較はもちろんの事、それぞれのモデルで何が違うのかをまず簡単に整理してみよう。

Smart Keyboardや、Apple Pencilといった付属品の価格や重さもまとめておいた。
キーボードなどの純正品がないiPad mini 4については、私が以前書いた記事で紹介したiPadと非常に相性の良いモバイルキーボードであるMicrosoft Universal Foldable Keyboardの使用を想定して重量や価格を示した。

「9.7インチiPad Pro」新登場の持ち運びやすいプロ向け端末

  • 主要スペック:A9Xチップ、9.7インチ、iOS9
  • 重量:437g(本体、Wi-Fi)+221g(Smart Keyboard)=約660g
  • 価格:84,800円(本体、Wi-Fi、128GB)+16,800円(Smart Keyboard)+11,800円(Apple Pencil)

「12.9インチiPad Pro」大画面フルスペック端末

  • 主要スペック:A9Xチップ、12.9インチ、iOS9
  • 重量:713g(本体、Wi-Fi)+336g(Smart Keyboard)=約1,050g
  • 価格:112,800円(本体、Wi-Fi、128GB)+19,800円(Smart Keyboard)+11,800円(Apple Pencil)

「iPad Air 2」9.7インチiPad Proにお株を奪われた?

  • 主要スペック:A8Xチップ、9.7インチ、iOS9
  • 重量:437g(本体、Wi-Fi)+180g(Microsoft Universal Foldable Keyboard)=約620g
  • 価格:75,800円(本体、Wi-Fi、128GB)+9,980円(Microsoft Universal Foldable Keyboard)

「iPad mini 4」最も軽く最も安いが十分なパワー

  • 主要スペック:A8チップ、7.9インチ、iOS9
  • 重量:298.8g(本体、Wi-Fi)+180g(Microsoft Universal Foldable Keyboard)=約480g
  • 価格:64,800円(本体、Wi-Fi、128GB)+9,980円(Microsoft Universal Foldable Keyboard)

こうして並べてみると、価格が最も高いのがiPad Pro 12.9インチで、スマートキーボードやアップルペンシルをあわせて購入すると132,600円と驚異的な価格に達してしまう。
若干価格の落ちるiPad Pro 9.7インチでも、スマートキーボードを購入してしまうと101,600円と10万円の大台を超えてくる。

9.7インチiPad Proと、iPad Air 2は、重量も画面サイズも同じで、異なっているのはスマートキーボードやアップルペンシルへの対応の有無と、そのスペックである。
9.7インチiPad Proが完全な上位互換という位置付けであるし、iPad Air 2の中身をそのまま凝縮したとの触れ込みで発売されたiPad mini 4が存在する今、iPad Air 2はいよいよ現役引退という感じである。

薄型でハイスペックな端末を求める人の場合は、iPad mini 4と9.7インチiPad Proの二者択一といった印象だ。

iPad mini 4のポータブル性は圧倒的!iPad Proは少し邪魔?

iPadをはじめとするタブレットを購入する場合、やはり重要視するポイントはそのポータブル性であろう。
せっかくMacbookなどのノートパソコンではなく、iPadを購入するからには、ベッドの中で片手で本が読めること、カバンの隅に忍ばせて気軽に持ち運べること、キッチンなどでも使えることなど、とにかく小さく薄いことによるメリットを多くの人が期待しているはずだ。

iPad mini 4は、本体重量が300グラムを切るという圧倒的なポータブル性という点において、その優位性を未だに保っている。
上記のリストでまとめた通り、9.7インチiPad Proは、Smart Keyboardと合わせると、660グラムとなる。十分に軽量ではあるが、iPad mini 4+Microsoft Universal Foldable Keyboardの組み合わせ(約480g)と比べると200グラム重い。

Ipad mini 4 with keyboard

iPad mini 4は7.9インチと画面が小さいので、当然本体サイズも小さく、カバンに簡単に入れることができる。ちょっとしたお出かけであっても、気軽に持ち運べるのが魅力だ。
そして、この小ささと軽さでありながら、薄型キーボードを持ち歩けば、かなり快適に文字入力を行うことも可能だ。

Ipad mini 4 book comparison

iPad mini 4は、Bluetoothキーボードと合わせても非常にコンパクトで、ハードカバーの本よりも小さい。
この点、9.7インチiPad ProとSmart Keyboardでは、当然画面サイズが大きいため、iPad mini 4と比べてしまうと若干嵩張る。

そして驚くべきことに、iPad mini 4は、iPhone6やiPhone6sよりも薄い。
iPad mini 4を購入し、本体を片手で持ち上げた時の「小さい・薄い・軽い!」という感動は、誰もが感じるであろう驚きだ。

How thin ipad mini 4

画像をご覧いただければわかるように、左側に置いたiPhone6よりも、わずかに右側のiPad mini 4の方が薄いことがわかる。

こうしたポータブル性の高さ、カバンに気軽に入れられるコンパクトさは、タブレット端末としては最も重要な価値のひとつである。
9.7インチiPad Proの高スペックさ、Smart KeyboardやApple Pencilなどのアクセサリも魅力的であるが、私の場合はやはりiPad mini 4をその小ささ・薄さ・軽さという点から強く推したい。

iPad mini 4の液晶は、12インチiPad Proをも凌駕する

Display Mateという液晶のキャリブレーションソフトウェアの海外企業は、iPadなどの液晶の性能を工場基準で厳密に測定し、Webサイト上で発表している。
このDisplay Mateが、2015年の12インチiPad Proの発表後、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4の3機種のディスプレイ性能を測定するレポートを発表した。

ScreenshotiPad mini 4, iPad Air 2, and iPad Pro Display Technology Shoot-Out
Display Mateが発表した、12インチiPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4の3機種の液晶性能のテスト結果レポート。(※すべて英語)

このレポートによれば、色域のテストをはじめ、iPad mini 4が他のiPadシリーズに勝るテスト結果となったようである。

iPad mini 4は、小さくて軽いだけではなく、その液晶の正確さや表現力においても、12インチiPad Proに劣らない性能を有しているのだ。
ただもちろん、2016年3月に新しく登場した9.7インチiPad Proについては、さらにこの性能を超えてきている可能性が高い。

プロでもアーティストでもない私には、Apple Pencilはいらない

新たに登場した9.7インチiPad Proの最大の魅力は、従来のiPad Air 2の軽さやコンパクトさをそのままに、スペックを向上させ、さらにApple Pencilなどのクリエーターやアーティスト向けの非常に高性能なアクセサリを使用可能にした点にあるだろう。

そうした魅力は間違いなくあるし、Apple Pencilも最初の1日落書きする程度には使用するだろうが、どう考えても毎日ガリガリとApple Pencilを私が使うというイメージは無い。

私は、絵を描くようなアーティストでは無いし、iPadで高度な映像編集もしないし、凡人としてせいぜい本を読んだり、PDFを編集したり、Youtubeを見たりする程度なのである。

世の中的に見ても、大半の人はこうしたカテゴリの人間に収まるのでは無いだろうか。

iPadの購入を検討している人で、iPadシリーズのどの端末を購入すべきか迷っている人がいたら、とにかく自分のニーズを冷静に考えよう。
ポータブル性を重視し、アーティスティックな作業をしないのであれば、間違いなく価格が最も低く、最もサイズが小さいiPad mini 4を選択すべきだ。

価格が低くサイズが小さいと言っても、先述の通りiPad mini 4の液晶画面は驚くほど綺麗で、しかもCPU等内部の面でもiPad Air 2と同等のスペックを備えている。
ほとんどの人の通常使用には全く支障がないどころか、サクサク快適にエンターテイメントや電子書籍を楽しむことができるだろう。

9.7インチiPad Proが登場した今日でも、私はiPad mini 4を選ぶ

ここまで述べてきたように、iPad mini 4は様々な面で後発のiPadシリーズに対して未だ優位性を保っており、その魅力は健在である。

iPadを購入する場合は、自分がどのような使い方をするのかを考え、そのためにApple Pencilや、よりアーティストやプロ向けの機能を自分が本当に必要なのかどうかを見極める必要がある。
また、自分が何を最重要視するのかを考えるのが大切だ。

私の場合は、とにかく持ち運びやすさと、ベッドの中でも本が読める小ささと気軽さ、キーボードでの文字入力の快適さ(モバイルキーボードについてはMicrosoftのお世話になる)を重視している。
そして、アーティスト的な活動は何も行わないので、それほどApple Pencilも必要ない。

結果として、iPad mini 4より大きくて重くて高額なiPad Proを買って、Apple Pencilを手に入れる必要性を感じなかった。

あくまで私のような価値観で考えた場合の話ではあるが、やはりiPad Pro 9.7インチが登場した今日でも、現状最強のiPadシリーズの端末は、iPad mini 4ではないだろうか。

About The Author

nipponomiaCo-Founder, Writer小松明
平成生まれ。神奈川出身。
米国でパブリック・アイビーの一つに数えられる州立大学への留学を経て、某旧帝大を次席で卒業。TOEIC満点。現在はNGO勤務。

英語の読解力にはかなりの自信があり、海外の学術論文からテック系ニュースまで、日々情報収集している。
主要な関心は日本、英米の社会保障制度。

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