nipponomia

日本未発売のGoogle Pixelを一足先に日本から購入する方法

October 16, 2016
日本未発売のGoogle Pixelを一足先に日本から購入する方法

Googleが新たに発表したPixelは、Nexusに代わる、Googleブランドを冠した新たなスマートフォンだ。
アメリカをはじめとする世界では10月20日に発売される予定であるが、日本での発売はまだ未定のようである。

iPhoneのように、OSの開発元とハードの開発元が同一であれば、最新の機能が盛り込まれていたり、iOSやAndroidなどOSのポテンシャルを最大限に引き出してくれるため魅力が大きい。
SamsungのGalaxyの爆発関連の不具合もあって、Galaxyユーザーの次の乗り換え先として、Google Pixelが有力な候補となるとも言われている。

日本で、Google Pixelの購入を真面目に検討している人も多いだろうが、いつ発売されるかも分からない現状では、ずっと待っているのも我慢できない。

そこで、いち早くGoogle Pixelを購入したい日本人ユーザーのために、先行発売されるアメリカからPixelを輸入する方法をまとめる。
一足先にGoogleの最新のスマートフォンをゲットしてしまおう。

Photo credit: Spiros Vathis via VisualHunt.com / CC BY-ND



Pixelは正真正銘の「Googleによるスマホ」

Google公式に、「Pixel, a phone by Google」とアナウンスされている通り、明確にGoogleブランドを冠したスマートフォンとして登場したのがPixelだ。
背面には、iPhoneの背面のリンゴマークと同じように、「G」というロゴが刻まれている。

Androidを採用したスマートフォンは山ほどあるが、Google自身が出すだけのことはあり、最新のAndroid 7.1 Nougatを採用し、Pixel独自のユーザーインターフェースやランチャーを備え、現状もっとも高性能な最新チップであるQualcomm Snapdragon 821を搭載している。

また、カメラの性能には非常に力を入れているようで、Pixelの発表会の際にも、iPhoneを超える「スマホ史上最高」のカメラ性能がしきりにアピールされていた。
背面のカメラは1200万画素、前面のカメラは800万画素となっている。

格安端末や、大衆向けの普及版端末といった位置づけではなく、AppleのiPhoneや、SamsungのGalaxyなど、各社の高級フラグシップ機と同様のスペックを備えた高価格帯のスマートフォンとなっている。

5インチ版のPixelと、5.5インチ版のPixel XLが存在し、まさにiPhone7とiPhone7 Plusのラインナップと近いものがある。
新たにGoogle Pixelだけに備えられる音声アシスタント「Google Assistant」も、Appleで言うところのSiriや,
MicrosoftのCortana、AmazonのAlexaと真っ向から対峙するものだ。

すでにアメリカ国内などでは予約が開始されており、10月20日に実店舗・オンラインでの販売が開始される。
どこまでGoogle Pixelがユーザー数を伸ばすことができるか注目だ。

アメリカから一早くGoogle Pixelを個人輸入

残念ながら、記事執筆時点では、Google Pixelの日本発売は全くアナウンスされていない状態だ。
Google Assistantの日本語対応などの問題もあるのかもしれないが、日本でいつ発売されるのか、はたまた発売されないのか予想できない。

しかし、非常に魅力的な端末であるし、AppleのiPhoneに代わる非常に有力な高価格帯スマートフォンの一つなので、ぜひ入手したいと多くの人が思うであろう。

現在でも、日本からアメリカのGoogleオンラインストアにアクセスし、Google Pixelを予約すること自体は可能である。
その際の発送先は基本的に米国内しか選ぶことができないが、アメリカに存在する日本向けの海外転送サービスを利用することで、アメリカのGoogleストアからPixelを購入し、日本で受け取ることが可能だ。
以下、その詳細な手順をまとめていく。

VPNを使ってアメリカのGoogleストアにアクセス

まずは、普通にアクセスすると日本版のストアに飛ばされてしまうため、VPNを使って無理やり北米版Googleストアにアクセスする必要がある。

ScreenshotPixel, Phone by Google – Made by Google
GoogleのPixel特集ページ。現在はアクセスすると全て英語で表示される。

上記のGoogle Pixelの紹介ページにアクセスすると、全て英語で表示され、右上の「PRE-ORDER」をクリックすればGoogle Pixelを予約する小売業者の選択画面に行くことができる。
とはいえ、基本的に、日本からSIMフリーのGoogle Pixelを一括で買うにはGoogle Storeにアクセスするしかない。

Pixel google store link

しかし、ここで「Google Store」で予約することを選ぶと、勝手に日本のストアにリダイレクトされてしまう。

Google store japan

この画像のように、全てが日本語のGoogle Storeに接続されてしまい、Google Pixelの予約ページは存在せず、Chromecast Ultraがトップに来ている。

したがって、Google Storeに接続した時に、自動的にアメリカのGoogle Storeに接続されるようにしなければ、そもそもGoogle Pixelの予約ページにたどり着くことができない。

こうした時に、役に立つのがVPNである。
VPNの詳しい説明は省略するが、アメリカのVPNサーバーを経由してインターネットに接続すると、Webサイト側からは、アメリカからアクセスしていると認識され、アメリカでしか閲覧できないWebサイトなどを閲覧することができるものだ。

ScreenshotHotspot Shield
米アンカーフリー社が提供する、簡単にVPNネットワークを利用できる「Hotspot Shield」のダウンロードページ。

今回は、無料で利用でき、しかもワンクリックで超簡単にVPNを利用できるHotspot Shieldというソフトを利用する。
アンカーフリー社という有名なアメリカの企業が運営しているもので、Windows版、Mac版、iPhone版、Android版が存在する。
本来は、マクドナルドやスターバックスなどで無料のWi-Fiスポットに接続する時に、セキュリティを強化するためにVPNを経由してネットに接続するというソフトだ。

Hotspot shield

インストールして立ち上げると、接続したいVPNサーバーの所在国を選ぶことができるため、アメリカをはじめ世界各国のVPNサーバーを選択できる。
ここで「USA」のVPNを選択し、Hotspot Shieldをオンにすれば、ブラウザでWebページにアクセスするだけで自動的に北米版のページにアクセスできるようになるはずだ。

Google store us

先ほどのGoogle Storeに、Hotspot Shieldを使ってUSAのVPNに接続した状態でアクセスすると、Google Pixelの予約画面が現れた。

この状態で、「今すぐ購入」を選べば、Google Pixelを予約することができる。

Google pixel option

ちなみに、5インチのPixelは、32GBモデルが649ドル、128GBモデルが749ドルだ。
5.5インチのPixel XLの場合は、32GBが769ドル、128GBモデルが869ドルとなっている。

アメリカから日本に転送してくれる個人輸入サービスの使い方

アメリカのGoogle Storeを始め、アメリカ国内にしか発送してくれないオンラインストアを利用する時に、アメリカ国内で荷物を受け取り、日本に転送してくれる業者が存在する。
これにより、アメリカに都合よく友達や家族がいなくても、アメリカでしか購入できない商品を日本から購入することができるようになる。

特に有名な転送サービス業社は、スピアネットという業者だ。
1kg以下の荷物の宅配便であれば、25ドル程度の手数料で日本に転送してくれるため、スマートフォンなどであれば非常に気軽に利用することができる。

Screenshot個人輸入・転送サービスなら、信頼、実績のスピアネット。
アメリカから、世界中に荷物を転送してくれるサービス。

アメリカのオンラインストアで商品を購入する際に、スピアネットがアメリカのオレゴン州においている倉庫宛に荷物を送ってもらい、それをスピアネットが日本の住所に転送してくれるというものだ。

Spear net 001

スピアネットに会員登録していると、「お荷物受取センター住所」を表示することができるので、その住所をGoogle Pixelの購入ページで入力しよう。
なお、電話番号は、+81をつけた自分の携帯番号などを入力すると良い。

Google pixel address

スピアネットの倉庫宛に、Google Storeから配送してもらうことで、スピアネットがその荷物を受け取ってくれる。
そのためには、もちろんあらかじめスピアネットに、当該荷物が届くことを知らせておく必要があるため、荷物のトラッキングナンバーなどをスピアネットに提出しておく。

Spear net 002

こうすることで、その荷物が届いた時に、会員の日本の住所に転送してもらうことができるというわけだ。

ちなみに、スピアネットが荷物を受け取った時点で送料が計算され、支払いをするように求められる。
支払いが確認されたら日本に向けて発送され、発想から大体5日間程度で日本に到着することになる。

Google Pixelは人気すぎて発送予定は1ヶ月後・・・!

Google Pixelの発売日は10月20日だが、記事執筆時点(10月15日)でGoogle Storeで予約画面まで進んでみると、配送予定日が11月23日〜25日となっている。
それより早く届く可能性ももちろんあるが、予約してもなかなか入手するまでには時間がかかりそうだ。

海外でも品薄気味ということは、すぐに日本で発売されるとは中々行かなそうなので、早めに予約しておいても良いかもしれない。

もちろん、もしかするとアメリカで予約をして、11月末を待っている間に、日本での発売日がアナウンスされる可能性もゼロではないので、アメリカで一足先に注文して、誰よりも早くGoogle Pixelをゲットできる可能性に賭けるかどうか、といったところだろう。

アメリカから個人輸入したPixelと、予想される日本版との違い

Google Pixelには北米版とワールドワイド版が存在し、それぞれ対応しているLTEや3Gの帯域が異なる点に注意が必要だ。
日本で使用されているLTE Bandは1、3、8、11、18、19、26、28、41であり、Pixelでも一通り対応されておりキャリアアグリゲーションも利用できるのだが、北米版の方が若干対応している周波数が少ない。

Google Pixel 北米版(North America)の対応LTEバンド

  • FDD LTE: B 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/29/30
  • TDD LTE: B 41

Google Pixel 世界版(Rest of World)の対応LTEバンド

  • FDD LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/26/28/32
  • TDD LTE: B 38/39/40/41

North America版では、auが使用している帯域である11、auのプラチナバンドで使用される18、docomoのプラチナバンドである19が欠けてしまう。
Rest of Worldタイプでは、欠けるのはauが使用している11のみのため、DoCoMoやSoftbankのユーザーの場合は、できればこちらを入手したいところだ。

これらの帯域が欠けているとしても、特に使用できないほどの支障があるわけではない。
もちろん、全ての帯域をつかめたほうが、あらゆるシチュエーションで最速の接続を実現できることから、nice to haveではある。

特にDoCoMoのバンド19(800MHz帯)は、郊外や山間部で主に展開されていると言われ、また建物内にも届きやすいことから都市の建物内の接続を改善する上でも、できれば対応していることが望ましい。
アメリカから個人輸入を行う場合は、North America版が届くと思われるので、自分のスマホの使用方法に照らして、検討するようにしよう。

日本でGoogle Pixelが発売されるとしたら、おそらくRest of World版が発売されるものと予想される。

ちなみに私は、DoCoMo回線のLTE対応SIMカードで、Band 19に対応していない海外のスマートフォンを使用しているが、これまで北海道、宮城、東京、大阪などで使用してきた中で特に不自由を感じたことはなく、常に4Gネットワークにも接続された状態だ。

About The Author

nipponomiaCo-Founder, Writer小松明
平成生まれ。神奈川出身。
米国でパブリック・アイビーの一つに数えられる州立大学への留学を経て、某旧帝大を次席で卒業。TOEIC満点。現在はNGO勤務。

英語の読解力にはかなりの自信があり、海外の学術論文からテック系ニュースまで、日々情報収集している。
主要な関心は日本、英米の社会保障制度。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK