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ASUS Zenfone3を徹底レビュー!高級感を備えた格安SIMフリー端末

September 10, 2016
ASUS Zenfone3を徹底レビュー!高級感を備えた格安SIMフリー端末

日本のMVNO各社やAmazonなどでSIMフリー端末として販売され、人気を博しているASUSのZenfoneシリーズ。
これまで、日本では2014年に初代Zenfoneが、2015年にZenfone2が発売されていたが、2016年、ASUSが新たなフラグシップとなるZenfone 3を発表した。

16年5月に海外のCOMPUTEX 2016で発売がアナウンスされ、まずは台湾など海外で販売が開始されており、記事執筆時点ではまだ日本で発売されていない。

今回、日本の発売日よりも一足早く、Zenfone3を入手することができたため、開封からその使い心地まで、写真付きで詳細にレビューを行っていく。

SIMフリーで、いわゆる格安スマホと呼ばれることの多いZenfone3であるが、これまでのシリーズよりも圧倒的に外観が美しく、高級感がある見栄えに進化し、スペックも十分高いことから、iPhoneや、SumsungのGalaxy、SONYのXperiaなど、他社のフラグシップ端末にも決して劣らない完成度に仕上がっている。
SIMフリーのAndroidスマートフォンが欲しいという人は、真っ先に検討すべき選択肢となるだろう。

10月7日、晴れて日本国内でもZenfone3が発売!

現在は、ASUS公式サイトか、格安SIM系のMVNOから販売されている。もちろん、SIMフリー端末であるから、どこで購入しても手に入るものは同じだ。

Amazonでも、ついに国内版のZenfone3の販売が開始された。

現在はAmazonマーケットプレイスにコジマやビックカメラを始めとする家電販売店が出品している状態で、Amazon.co.jpそのものから販売されている状態ではない(そのため、上記のリンクの価格が0円と表示されている)。
もちろん、家電量販店からAmazonを経由して購入してもなんら問題ないので、日本の正規版Zenfone3が欲しい人は是非購入しよう。




格安スマホでは群を抜くZenfone3のスペックとコスパ

ASUSのZenfoneシリーズの何よりの魅力は、そのコストパフォーマンスの高さである。
スペックの割りに、価格が大幅に抑えられており、スマートフォン代の高さに悩む人にとっては、最高のスマホだ。

しかも、SIMフリーとなっているため、例えばAmazonでZenfone3を一度購入してしまえば、Softbankでも、DoCoMoでも、楽天モバイルやFREETEL、話題のLINEモバイルでも自由に使えてしまうのである。
割賦販売かつSIMロックのかかったiPhoneを、8万円も9万円も出して購入するより、3万円台で購入出来るZenfone 3を買った方が圧倒的に自由度が高いことは間違いない。

まずは、そんなZenfone 3のスペックをまとめていこう。

なお、Zenfone 3には、一般的機能を一通り備えた「ZenFone 3」、6.8インチの大型高精細ディスプレイやハイレゾ対応の「ZenFone 3 Ultra」、そしてSnapdragon820と6GBものメモリを備える超絶スペックの「ZenFone Deluxe」の3タイプが存在する。

今回私がレビューするのは、最もスタンダードなモデルとなるZenfone 3である。
無印のZenfone3にも、バッテリーを除くスペックは同じ5.5インチ版(ZE552KL) と5.2インチ版(ZE520KL) が存在するが、私は一回り小さい5.2インチ版を購入した。

ASUSのSIMフリー端末ZenFone 3 (ZE552KL, 520KL) スペックまとめ

  • OS: Android 6.0 / ASUS ZenUI 3.0
  • CPU: 2.0 GHz quad-core Snapdragon 625
  • RAM: 3GB or 4GB
  • ROM: 32GB or 64GB
  • 3G: WCDMA 1/2/5/6/8/19(日本版)
  • 4G: FDD LTE 1/2/3/5/7/8/18/19/26/28、TD 38/39/40/41(日本版)
  • Wi-Fi: 802.11b/g/n/ac
  • カメラ: リアカメラ1600万画素 / フロントカメラ800万画素
  • スクリーン: FHD(1920×1080) IPS display
  • バッテリー: 3000 mAh(ZE552KL)、2650 mAh(ZE520KL)
  • SIMカード: Micro / Nano SIM のデュアルSIM
  • 外部ストレージ: Micro SD(2TBまで)
  • 端子: USB Type C 2.0

4GBのメモリと、64GBの内部ストレージを備えた端末は、3万円〜4万円程度で購入出来るAndroidスマートフォンとしては、非常に高スペックと言ってよいであろう。
普通のユーザーがスマホを使う場面で、スペックが足りなくなることはまずないはずだ。

また、日本ではあまり馴染みのないデュアルSIM機能を搭載しており、SIMカードの2枚挿しが可能となっている。
いずれのスロットもLTE通信に対応しているため、SIMカードを2枚持っている人は両方挿しておき、デュアルスタンバイをすることが可能だ。
例えば、一方のSIMカードで4G LTEのネット通信を行いつつ、もう一方の3G回線のSIMカードに電話がかかってきたら着信できる。
これまで、日本において3G/4G SIMカードでの同時待受ができる端末は殆ど存在しなかったため、非常に画期的な機能であると言える。

仕事用のSIMカードと、プライベート用のSIMカードを両方Zenfone3に挿して、デュアルスタンバイしておけば、2台持ちする必要がなくなるので楽だ。
大手キャリアのSIMカードと、格安SIMカードを両方使い分けるなど、いろいろな使い方ができる。

LTEへの接続は2枚同時では不可能で、どちらか一方のネット通信のみを使用できる。

Asus zenfone3 dual sim

Zenfone3の開封の儀!全面ガラスの独特の外観

Zenfone3の外箱は、iPhoneなどでもおなじみの長方形のボックスとなっている。本体もメタリックな外観となっていることから、外箱もメタリックなラメ加工がなされている。
付属品は、カナル型イヤホン、USBケーブル、コンセント変換、マニュアル類、SIMスロット用ピンとなっている。

Asus zenfone3 box

Zenfone3本体は前面も後面もフルガラスとなっており、縁がメタルになっている。
高額な他社のフラグシップ端末とほとんどレベルに違いがないほど、非常に高級感のあるデザインだ。

Asus zenfone3 front

前面下部にあるAndroidスマホならではの戻るボタン、ホームボタン、メニューボタンの配置は固定で、一番左が戻るボタンだ。
私が長らく使用していたOnePlus Oneは一番右が戻るボタンだったため、若干慣れるのに時間が必要であった。

Asus zenfone3 back

背面は、ガラスの中に金属調の模様が見える特殊な加工がなされており、これがまた高級感を演出している。

ちなみに、背面下部のロゴの上にあるシールは剥がすことができ、せっかくの見栄えを損なうことはないので安心してほしい。

Asus zenfone3 side

本体の薄さも十分だ。iPhone6と比べるとわずかに厚いが、ほとんど支障はない。
持った印象も、角が丸みを帯びているために持ちやすく、グリップ感も良い。

2014年に販売されていた初代のASUS Zenfoneの外観は、プラスチックベースであることもあり、若干チープな印象が拭えなかった。
そういう意味では、他社のフラグシップと見比べても何ら劣るところのない印象を与えるZenfone3のデザインは、高く評価できると考えている。
SIMフリー端末で、格安SIMやMVNOを使っていると、何となくお金をケチって安っぽい端末を使っているように見えてしまいがちだが、Zenfone3であれば特にそうした印象を与えることもないであろう。

Zenfone3のベンチマークスコアはiPhone5S並み

Zenfone3のスペックを検証するため、処理速度などを測定するベンチマークアプリとして有名な「AnTuTu Benchmark」を使用してスコアを測定してみる。
AnTuTuベンチマークは、3Dグラフィック映像を表示したり、RAMやCPUをテストすることで、スマホの総合性能を測定してくれるアプリだ。
しかも、そのスコアを他社のスマホなどとも比較することができるため、スコアを参照するだけで、その端末がどの程度のスペックを備えているのかのイメージを掴みやすくなる。

Zenfone3 antutu score

テストの結果、私が使用しているZenfone3(ZE520KL)のベンチマークスコアは62116であった。

Zenfone3 antutu rank

これを他社のスマホと比較してみると、AnTuTuのベンチマークスコアでは、iPhone5Sとほぼ同じ総合スコアであることが分かった。

全体では28位となり、上位5位にランクインしているようなOnePlus3のようなモンスターマシンを度外視すれば、十分高スペックな結果であると言えるだろう。
しかも、iPhone5Sの2分の1か、3分の1程度という圧倒的な低価格で、このスペックのAndroidスマートフォンが手に入るのだから驚きである。

安心できる指紋認証をZenfoneがついに採用

Zenfone3の特徴として、背面のカメラの下部に備えられた指紋センサーを使用した指紋認証があげられる。
この価格帯のAndroidスマートフォンで指紋認証が使えるのは非常にうれしいところだ。

Asus zenfone3 fingerprint2

背面のカメラレンズの真下にある長方形の部分が指紋認証センサーだ。
iPhoneなどではホームボタンが指紋センサーとなっているが、実際にスマートフォンを持ってロックを解除する時には、背面の人差し指のほうがスムーズにロック解除をできると思われるため、これもまた便利なポイントである。

また、指紋認証のスピードも早く、全くストレスを感じない。
今の所、指紋が反応しなくなってしまうこともないため、十分なクオリティの指紋センサーが採用されていると考えて良いのではないか。

Asus zenfone3 fingerprint1

Zenfoneの初回起動時に、指紋を設定することができるので、背面の指紋センサーに人差し指をタップし、指紋を登録する。
もちろん後からも設定を変更することは可能だ。

また、Androidではおなじみのパターンロック、パスワードなども設定可能なので、使いやすい方を使えば良い。
ただやはり、Android端末は電源ボタンがサイドにあるため、それを親指で押しつつ、人差し指で背面の指紋センサーに触れるというのが最も動作に無駄がないように感じられる。

私自身、iPhoneも使用しているため、Zenfoneは正面が指紋センサーじゃないの?と疑問に思ったところだが、慣れれば背面の指紋センサーはとても便利だ。

Micro SDでの容量拡張、SIMカード2枚挿しが可能

Zenfone3は、マイクロSDカードを使って、ストレージ容量を拡張できるのも便利なポイントだ。
Zenfone3はSIMスロットが側面にあるのだが、SDカードをSIMスロット2に差し込むことで、ストレージを拡張できる。
SDカードを使用するときには片方のスロットを埋めてしまうので、デュアルSIMとすることはできず、SIMカード1枚とSDカード1枚を挿入することになる。

Asus zenfone3 simslot

スペック表上は、2TBまでSDカードで拡張することが可能らしく、ありとあらゆるデータを保存できてしまうだろう。

iPhoneなどではSDカードなどの外部ストレージで容量を拡張することができないため、最初から高価格で大容量のモデルを購入するか、データの保存を我慢するかしかなかった。
ZenfoneでSDカードに音楽を保存すれば、パソコンに保存している膨大なミュージックライブラリも、スマホで持ち出すことができるのがうれしい。

Zenfoneを買えばGoogle Drive 100GB分が2年間無料で付いてくる

ASUSの製品を購入すると大抵ついているクーポンだが、Zenfone3の初回起動時に、Google Driveのクーポンが表示され、100GB分のクラウドストレージを2年間無料で使用することができるようになる。

Asus zenfone3 drive

100GBあれば、普段撮影する写真をすべてGoogle Driveに自動アップデートするように設定したとしても、容量が一杯になってしまうことはほぼありえないだろう。
本来は100GBのGoogle Driveの容量は月250円が必要なため、Zenfone3を購入するだけで、2年間で6000円得すると考えることができる。

HDR、4K動画、マニュアル撮影が可能なカメラ

Zenfone3はカメラ機能も充実している。デフォルトで入っているカメラアプリも、非常に多くの設定項目があり、高機能だ。

Asus zenfone3 camera mode

オートモードでの撮影、マニュアルモードでの撮影、HDR撮影など、各種設定をワンタップで選択することができる。
また、QRコードもプリインストールされたカメラアプリで読み取ることができるので、QRコード読み取りように何か追加アプリを用意する必要がない。

Asus zenfone3 camera manual

Zenfone3のカメラのマニュアルモードは、ISO感度やホワイトバランスなど、各種のパラメーターを自分で操作可能な撮影モードだ。
オートモードではうまく撮影ができない場面で、どうしても撮影したいものがあるときに便利かもしれない。

Asus zenfone3 camera resolutionAsus zenfone3 4k video

カメラは1600万画素で、非常に高精細な写真を撮影することができる。
容量が気になる人などは、画素数を下げて撮影を行うことも可能だ。
写真だけでなく、ビデオについても4K動画の撮影が可能であり、非常に高機能なカメラを備えているといえよう。

何かと便利なZenfone独自機能たち

通知バーをさらに下にスワイプすると表示される「クイック設定」パネルだが、ASUS Zenfoneには様々な独自の機能も備えられている。

Asus zenfone3 panel

クイック設定パネルは、WiFiのオンオフや、機内モードの切り替えなどを簡単に行えるもので、一般的なAndroid端末全てに採用されている。
しかし、Zenfoneの場合は独自の機能がいくつか存在する。

例えば、左下にある「ブルーライトフィルター」機能は、パネルのアイコンをタップすると画面がセピア色のようになり、明るすぎる光を防いでくれ、夜暗い中でスマホをいじっている際などに気になるブルーライトをカットできる。
また、メモリ解放機能も備えており、通常はそのためのアプリをインストールしなくてはいけないところ、クイック設定パネルのメモリ解放をタップするだけで、不要なアプリに占領されているメモリに余裕をもたせてくれる。

Asus zenfone3 memory

こうしたスマホユーザーが何かと使う地味な機能を、新たにアプリをいれなくても、ZenUIの中で全て実現できてしまうのが嬉しいポイントである。

ZenUIはテーマやアイコンのカスタマイズが簡単

Zenfoneは、ASUSが開発したZenUIを採用しており、ロック画面、ホーム画面、通知センターなど一通りのデザインがZenfone独自のものとなっている。
そして、Zenfoneには「テーマ」「アイコンパック」といったアプリが用意されており、様々にカスタマイズされたデザインと、ZenUIの外観を差し替えることが可能になっている。

Asus zenfone3 homemenu

ホーム画面のアプリアイコンがないエリアを長押しすると、上記のようなメニューが現れ、ここからテーマやアイコンパックの変更が可能となっている。

Asus zenfone3 theme giggle
Asus zenfone3 theme giggle2

たくさんのテーマファイルやアイコンパックが存在するが、例えばこのZenUI Studio公式の無料テーマ「Giggle」をダウンロードして起用すると、表示されるアイコンが全てカスタマイズされる。

また、アイコンだけではなく、ロック画面、ホーム画面、壁紙、アイコンのデザインとカラーリングなどを全て統一して差し替えることが可能なテーマもあり、自分が好きなデザインを楽しむことができる。

こうした、使いやすさとカスタマイズ性を両立しているところも、Zenfone3の魅力の一つと言えるであろう。

まとめ:Zenfone3は間違いなく購入すべき高コスパスマホだ

以上で見てきたように、Zenfone3はその低価格さからは信じられないほどのスペックを有しており、iPhone5Sなど他社のフラグシップにも対抗できるだけの処理速度を誇っている。
そして、外観もとても美しく、全面ガラスの本体はとても低価格なスマホとは思えないクオリティだ。

カメラや基本的な機能も使いやすく、便利なものが多く、スマホをそれほど使い込んでいないライトユーザーでも、十分に活用出来るようになっている。
Zenfone3は、例えば両親に買ってあげたり、祖父母にスマホデビューをさせるためプレゼントするのにも良いかもしれない。

あえてデメリットを挙げるとすれば、デフォルトでシムシティやレーシングゲームなど、色々なゲームやASUSのアプリなど、余計なアプリを勝手に入れられてしまうことだろうか。
とはいえ、面倒ではあるものの、削除すれば済むことなので大きな影響はない。

また、全面ガラスであるがゆえ、表面のディスプレイだけではなく、背面に指紋が目立つのはデメリットのひとつだ。

しかし、デメリットと言ってもこの程度しか思いつかないほど、完成された端末に仕上がっているように感じられる。
SIMフリーのアンドロイド端末の購入を検討している人は、ぜひZenfone 3を購入してみてはいかがだろうか。

About The Author

nipponomiaCo-Founder, Writer小松明
平成生まれ。神奈川出身。
米国でパブリック・アイビーの一つに数えられる州立大学への留学を経て、某旧帝大を次席で卒業。TOEIC満点。現在はNGO勤務。

英語の読解力にはかなりの自信があり、海外の学術論文からテック系ニュースまで、日々情報収集している。
主要な関心は日本、英米の社会保障制度。

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