2017年最初のアメリカンジョークは、ちょっと切ないジョークである。
毎週月曜更新「解説!アメリカンジョークで学ぶ英会話」シリーズ
このシリーズでは、アメリカ正規留学を経てシリコンバレーで就職した僕が、身近に聞いたり、ネットで見つけたアメリカンジョークを紹介し、その意味を紐解いていく。 アメリカンジョークは、気軽に読めるし、意味がわかると非常に面白いので、英会話教材としても最適だ。 時事ネタや社会情勢などの知識を問われることから、アメリカの文化への理解も深まるし、英語の微妙なニュアンスを問われるため、日常の英会話にも役立つ実践的な「生きた英語」を学ぶことができる。 初見では意味のわからないアメリカンジョークもあるが、筆者がそのジョークの何が面白いのか、しっかりと解説をつけるので、英語初心者でも理解できるはずだ。 アメリカのスラング、ジョーク、英会話のコツを学びたい人は、ぜひ毎週チェックして欲しい。 なお、シリーズ一覧はこちらから読める。
Girl of my dreams(超憧れの女の子に。。。)
9 years ago, I asked the girl of my dreams out on a date. Today, I asked her to marry me. from Jokes
- Girl of my dreams
- 憧れの女の子、理想の女の子という意味。
- ask 誰々 out on a date
- 誰々をデートに誘うということ。アメリカ風には、デートに誘い、デートが何回かうまく行ってから、恋人関係になるという形が多い。
- both times
- 両方
「9年前に、超憧れの女の子をデートに誘った。そして今日ついに結婚してくれないかプローポーズしたんだ」と始まるジョーク。「The girl of my dreams」と結婚できたのか?と思いきやオチは「She said no both times」(両方とも「ノー」)とつまり、最初のデートもノーってことは付き合ってすらいない、ただの変な男というジョークである。最近筆者の周りでも婚約した人がすごい多く、フェイスブックで毎週のように婚約の報告が載せられている。
2017年最初のジョークということで、アメリカで使われる新年に関する英語を少し学んでいこう。
- Happy New Year!
- 「あけましておめでとう!」という意味だが、実はアメリカでは、年が開ける前から、「Happy new year!」ということがある。これはつまり「よいお年を」というニュアンスで使われており、どちらの場合でも「Happy new year to you too!」と返答することができる。
- New Year’s Resolution
- 「新年の抱負」と意味。「My new year’s resolution is to go to the gym every week!(私の新年の抱負は毎週ジムに行くことです)」という風に使える。新年というキリのいい時に目標を立て、充実した年を過ごしたいというのは世界共通の感覚なのかもしれない。
- Chinese New Year
- 「春節」または「旧正月」と日本では呼ばれる、中国での旧暦の新年。アメリカと中国の旧暦がどう関係しているのか疑問に思う読者もいるかもしれない。もちろん地域によって差はあるが、アメリカには非常に中国からの移民が多く、その移民の多くが中華街などで「Chinese New Year」を祝うため、アメリカでも割りと大きな行事となって来ている。またアメリカでは様々な文化を学び、受け入れていこうという姿勢が特に若い世代では強いため、中国系でない人もそのような行事に参加し、文化の多様性を積極的に受け入れようという動きがある。ちなみに今年は春節が1月28日にあるとのこと。