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お墓からマスクまで!?グッドデザイン賞受賞展で見つけたイケてるガジェット・家電・雑貨まとめ

お墓からマスクまで!?グッドデザイン賞受賞展で見つけたイケてるガジェット・家電・雑貨まとめ

デザインに優れたプロダクトやプロジェクトを、およそ5000件もの申請の中から厳選するグッドデザイン賞。
毎年一回、この受賞作品を展示する「GOOD DESIGN EXHIBITION」が東京ミッドタウンで開催されているのだが、2017年の展示会は、まさに今、11月1日から5日までの5日間にかけ開催されているところだ。

デザインの展示会と聞くと、高尚な作品の並ぶ美術展のような様子を想像されるかもしれない。
しかし実は、この展示会にはスマートフォンから住宅まで、一般の人でも購入できるようなガジェット、家電、雑貨なども数多く紹介されており、新しい物好きには最適の場所なのだ。

今回、2017年度の受賞作品が展示されている「GOOD DESIGN EXHIBITION 2017」に参加して来たので、そこで見つけたネットでも買える超お洒落なグッズを多数紹介していく。

持ち物にこだわりのある人、他人をアッと言わせるようなお洒落なアイテムを身につけたい人、はたまた変わったプレゼントを探している人まで、面白い商品が揃っているのでぜひチェックしてみてほしい。


お墓の定義を全て覆す現代の墓「&安堵」

現代の都市に暮らす家族にとって、「お墓」は正直いってお荷物だ。
遥か昔の家制度を引きずって、いまだに大量の親戚が同じ墓石の下に入り、「〜家の墓」と書かれたお洒落でもなんでも無い灰色の墓石を見るために、クソ暑い夏に田舎に帰り、炎天下の下で草刈りをする・・・。

「伝統」以外にこのような苦行をすべき理由は何もないでは無いか。

少子高齢化、核家族化、過疎化、都市への人口集中など、あらゆる社会情勢が、「嫁入りしたら夫の”家”の先祖代々の墓に入る」というかつての人生モデルの限界を示している。
我が家も、もはや親戚が誰も住んでいない四国にあるお墓は、ここ数年誰も訪れておらず、掃除と花生けをしてくれる人に5000円程度を払って、定期的に管理をしてもらっているだけになっている。

21世紀にもなって、死後の我々を取り巻く環境には、なんらイノベーションが起きないのか。

「&安堵(あんど、と読む)」は、そんな問題を全てクリアしてくれる画期的なお墓かもしれない。

&安堵は、「死んだら、ふたりで生きていく。」というコピーを掲げる、昭和浄苑で建立されている新しいタイプのお墓だ。
これは、私もそのコンセプトがめちゃくちゃ気に入ってしまった。
NewImage
(Quoted from http://www.joen.jp/lp_and/s_and/ / Nov 5, 2017)

グッドデザイン賞の中でも、特に厳選されたTop100に選ばれていた。
(そして、肝心の写真を撮り忘れてしまった・・・。)

二人専用のお墓ということで、宗教も国籍も問わず、二人のパートナーが、生前に契約してそのお墓に入ることを決める。
正規価格120万円(現在キャンペーン中で80万円)で購入でき、最初にお金を支払うだけで、建立、埋葬、管理の全てを1200年の歴史を持つ證大寺が責任を持って行ってくれるという。

残していった子供や家族が、暑い夏に苦労してお墓の掃除をする羽目にもならない。
お互いの先祖代々の”家”も関係ない。
生涯で最も重要だった相手と、死後は二人で生きていくという、シンプルながら何故か今まで見過ごされてきた価値観だと思う。

そして何より、このお墓が建っている風景は非常に美しい。
特に死後について信仰は何も持っていないが、草ボーボーでお化けが出そうなお墓に、お参りに来てくれる人もおらずずっと入っているよりも、遥かに良いように感じられる。

私も今もし若くなかったら、埋葬方法はこれにしてもらっていたかもしれない(笑)

名刺入れにもまだイノベーションの余地がある

こちらは、一転変わって、経済産業省が選定する”日本が誇るべき優れた地方産品”である 「The Wonder 500」にも認定されている伝統技術を活かした製品。

これ以上シンプルにすることが不可能なほど、あらゆる無駄な装飾やパーツが除去され尽くした、徹底したミニマルデザインの金属製名刺入れだ。
カバンの豊岡ならぬ、金属加工の街として知られる新潟県燕三条の金型工場が、伝統技術を活かして開発したもので、そのストーリー性も十分だ。
Mgn 020 series card case
「mgn 020シリーズ」と呼ばれるこの名刺入れには、マグネシウム、チタン、真鍮、アルミニウム、ステンレスの5種類があり、ネットでも「金属とは思えないほど軽い」というレビューが数多く見られる。

実際、マグネシウムのタイプは、収容できる名刺よりも軽い、わずか16gしかないという。

企画販売をしているMGNETという企業が、アマゾンのマーケットプレイスに一部のカラー・種類を出品しており、ネットでも購入することができる。

素材によって価格が異なるが、6000円〜12000円くらいと決して安くはないものの、こだわりの逸品として自分に購入したり、あるいは誰かへのプレゼントとしてかなり使えそうだ。
日本の金型技術を使っているということで、経済産業省もクールジャパン認定しているくらいなので、海外へのお土産にも使えるかもしれない。

グラフィック会社が作るカバンの新定義

展示会内でもひときわ目を引く非常にシンプルで美しいデザインの高級レザーバッグが、こちらの「KLON 180BAG」だ。
外観からはファスナーが見えないのに、180度全開するレザーバッグのラインナップとなっている。
Klon 180bag titan art
このKLONシリーズのカバンは、グラフィックデザイン企業が手がけているそうで、これまでの伝統的なカバンのイメージを大きく覆す優れたデザインだ。

電車内で、自分と同じカバンを使っている人に出会うのは嫌だ、という人は、ぜひ購入してみてはいかがだろうか。
特徴的なデザインながら、無地のラインナップでシンプルさが追求され、どんな服装・場面でも使えそうであるし、しかも機能性までしっかり考えられているということで、こちらもプレゼントにも最適かもしれない。

伝統の吉田カバンもミニマルなカバンで対抗

化学繊維を用いたカバンや、ポケットが多数ある機能性の高いカバンといったイメージが強い吉田カバンのポーターであるが、このような超シンプルな革カバンも存在する。
Porter credo yoshida
私自身、フジタカのマイカという似たような超シンプルな革カバンを使用しているが、iPadと携帯を持ち歩く程度のビジネスパーソンには十分だと思っている。

ScreenshotPORTER CREDO / KURA CHIKA ORIGINAL

吉田カバンの公式サイトから購入することができる。

シンプルさや、高級感を重視する人にはかなりオススメだ。
実際に会場で見てみても、いい意味で「ポーター感」みたいなものを感じず、高級で上品な印象であった。

デザインに優れた美しい腕時計3連発!中国勢もすごい

グッドデザイン賞の展示会は、受賞作品がカテゴリーごとにまとまって展示されているのだが、腕時計コーナーは非常に盛り上がっていた。

日本メーカーで目を引いたのは、世界最薄の太陽光電池の腕時計というシチズンのエコドライブだ。
実際に見てみるとシンプルで美しく、それでいて驚くほど薄い。
Watch eco drive one
しかし、若手社会人には到底手が届かない価格である。

もう少しお金持ちになったら買ってみようと思わせる、日本が誇る代表的時計メーカーのシチズンの高級フラグシップである。

会場には、英語で展示されている海外のデザイン事務所の作成した腕時計も数多く展示されているのが印象的だった。
以下は、針が一本しかないという特徴的なデザインの腕時計だ。
Watch ultratime 001
中国のデザイン事務所が製作しており、数々のデザイン賞を総なめにしているようだ。
中国の通販サイトで2万円程度で購入することができるが、残念ながら日本国内ではネット、リアル共に小売されていないようだ。
中国語が得意な人は、Taobao.comなどで販売されているので購入してみてもいいだろう。

お次は、文字盤が丸く凹んでおり、本体も丸みを帯びているという非常に可愛いデザインの腕時計だ。
こちらもデザイン元は中国となっており、中国のデザイン事務所や、メーカーのデザイン力も滅茶苦茶向上していることを感じさせる作品である。
Watch yu yun jian
こちらは残念ながらインターネット上で購入できる場所を見つけることができなかった。

お洒落な金属ペン型のMONO消しゴム

MONO消しゴムのペン型タイプのうち、やたらスタイリッシュに仕上げた金属製のMONO Zeroがこちら。
Mono zero metal type
「消しゴムの角使うな」は小学生の間のあるあるネタであるが、このペンタイプでは、常に「角」があることで、細かい作業に向いている。

以前から販売されているタイプの製品に、ハイエンドモデルとして追加されたのがこのMetal Typeであるが、実際に会場で見てみると本当に高級感があった。
写真で見る以上に細く(細いというより薄い)、ペンケース等に入れても邪魔にならないであろう。

折り曲げてスタンドにできるiPhoneケース

ソフトバンクセレクションに存在する、折り曲げてスタンドにできるというiPhoneの背面ケース。
Invol stand
ユーチューブを閲覧している時など、ちょっとした時にスマホを斜めに立てたいが、普段からスタンドを持ち歩くほどではない・・・というユーザーにオススメだ。
普段は普通のケースとして使えるため、全く邪魔にならない一方で、必要があればケースの角を折り曲げ、そこを起点にしてスマホを起こすことができるという優れものだ。

ScreenshotSoftBank SELECTION INVOL Stand for iPhone X

ソフトバンクセレクションのオンラインショップから購入できる。

ソフトバンクを使用していないという人は、ユーザー登録なども面倒なので、ヨドバシドットコムなどでも買うことができるようだ。

ケーブルを整理できるスタイリッシュな電源ハブ

「見せるインテリア」を自称しているエレコムの電源タップがこちらの「roo’t(ルオット)」 だ。
Elecom roo t
長方形のタイプと円形のタイプがあり、上面が光沢、側面がマットに仕上げられている高級感のある電源タップだ。
最大の特徴は、スマホの充電器など、横に大きいACアダプタを接続しても、隣のポートと干渉することがないように、ポートの位置関係が工夫されている点だ。

実際、会議などで電源タップをシェアすると、隣り合ったポートにACアダプタが収まりきらず、8ポートもあるのに3つしか挿さらない・・・といった本末転倒なことが起こりがちだ。
こうしたスタイリッシュながら機能的なタップを用意しておけば、大人数でも電源戦争になることもないはずだ。
もちろん、家庭内で、机の上など見えるところに置く時には、こうしたお洒落な電源タップが好ましいだろう。

これはイノベーション!まさかの超お洒落な「きしめん」

スーパーマーケットで日常的に目にする食品パッケージの世界も、実はコレほど奥深いのだ。

こちらの受賞作品は、かの有名なうどんの親戚的な「きしめん」の製造過程をテーマに、あたかもパッケージそのものが「干されたきしめん」に見えるというアイディア作品だ。

ともすればネタに見えてしまいそうなデザインだが、高級感のある紙質や老舗感のあるロゴにより、非常にこだわって作られた手延べ麺であると伝わってくる。
Kishimen
実際、こちらの手延べ乾ききしめんは、自然熟成&天日干しを重視したかなりこだわりの品のようである。
2人前で800円超とそこそこお値段が張るところではあるが、ネットでも購入できるので、お土産などにどうだろうか。

うどん好きとしてもぜひ試してみたい一品だ。
この特徴的なデザインから、海外の人への贈り物などに非常に良いかもしれない。

土も不要、超簡単に育てられる「コケ」

会場で異彩を放っていたのが、土を使わない「砂苔シート」だ。
スナゴケは、小さな星屑が多数集まったように見える結構可愛いコケである。
盆栽やガーデニングにも使われることが多い。

新潟の農業生産法人、株式会社グリーンズグリーンが手がけるこちらは、そんな砂苔を特殊な不織布の上で育て、簡単に持ち運べるようにしたものだ。
Fair moss sunagoke sheet
特殊な不織布を培土代わりにすることで、軽く、誰でも簡単に、ハサミなどで切ってお好みのサイズで使用することができる。
さらに、検疫で問題となる土を使用していないため、輸出も容易となり、苔を輸出産業として捉えることも可能になるという。

ScreenshotSUNAGOKE|株式会社グリーンズグリーン

「砂苔シート」がグッドデザイン賞を受賞した際のニュースリリース。

非常に軽いことから、壁や、床など、家庭のインテリアにも活用できるだろう。

アマゾンや楽天などからの購入は現時点ではできないようだが、上記の公式サイトから4000円程度で購入できる。

「温める」、「休む」、「巡る」。漢方薬が一気に身近に

漢方薬を使用したことはあるだろうか。
中国4000年の歴史というイメージ通り、一般に漢方薬といえば、やたら漢字だらけの全く色気のないパッケージで販売されていることが多い。
どんな効能があるのかも、例えば「麦門冬湯」と言われたところで、全く想像もつかない。

そんな漢方薬のイメージを一新し、より身近に、誰もがセルフケアのために使えるようにするとのコンセプトの漢方薬が、株式会社大慶堂の販売するこちらの商品。
Kampo
人の基本的な機能をサポートする「動く」「休む」「見る」「巡る」「温める」という5種類の製品が用意されており、それぞれ一袋で1回分の使用量となっている。
気軽に、そして分かりやすく服用できるという点で、堅い薬品のイメージを覆す優れたデザインだと思う。

ScreenshotTAIKEIDO YAKUHO|大慶堂藥舗

ラインナップを閲覧できる。販売ページはネットでは見つからなかった。

写真にある通り、これらのパッケージを購入すると、オプションで桐箱を購入することができ、薬箱として使える上品なセットとなっている。

PM2.5を完璧に防ぐ超ハイテクなマスク

日本でもよく報道されている中国の大気汚染。
多くの都市で日に日に深刻化しており、中国国内ではマスクを着用している人も非常に多くなっている。

しかし、毎日マスクをしていると、やはり不快感も強い。
PM2.5を防げる高性能なマスクであればあるほど、つけていると邪魔になるほど分厚く、湿気るし暑いし痛いし息苦しいしという、なんらいいことのない苦行が待っている。

このマスクは、そんな問題を解決してくれる。
Airpop smart mask
バルブが備えられており、息を吐いた時の空気の排出などがスムーズにいくようになっている。

外側と内側の2層構造になっており、PM2.5を99.97%除去可能であるという非常に高性能なものだ。
内層部分は交換可能なエアフィルターとなっており、清潔さも十分で、さらにはスマホアプリが用意されており、エアフィルターの交換時期を把握することもできるようだ。

常につけているからこそ、ゲル等を使用した快適な装着感と、見た目の美しさが嬉しいデザインになっている。

こちらは、残念ながら日本では販売されていない。
日本では花粉症の時期に使い捨てのマスクばかりが使われているが、こうした製品が出てくる日も近いかもしれない。

About The Author

nipponomiaCo-Founder, Writer小松明
平成生まれ。神奈川出身。
米国でパブリック・アイビーの一つに数えられる州立大学への留学を経て、某旧帝大を次席で卒業。TOEIC満点。現在はNGO勤務。

英語の読解力にはかなりの自信があり、海外の学術論文からテック系ニュースまで、日々情報収集している。
主要な関心は日本、英米の社会保障制度。
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