iPadでEvernoteを最大限活用する10のオススメ裏ワザ

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Evernoteといえば、最早知らない人はいないであろうクラウドノートサービスだ。
ちょっとしたメモやタスクリスト、買い物リストから、スキャンしたビジネス文書、PDF、Wordファイルまで、ありとあらゆる文書やデータをクラウド上に保存できる。

さらに、それをMacやWindowsだけではなく、iPadなどのタブレット端末や、iPhone、Androidスマホなどでも閲覧・編集し、リアルタイムで同期することができるのが魅力だ。

私は、iPad mini 4のヘビーユーザーであり、加えてMacやiPhoneやAndroidなど複数の端末を使い分けているため、常にノートを同期しておけるEvernoteはもはや必需品となっている。

今回は、そんな私の、iPadでEvernoteを最大限に活用するコツと、あまり知られていないEvernoteの機能などを紹介していく。
iPadユーザーに限らず、すべてのEvernoteユーザーにオススメしたい内容だ。




PC版のEvernoteに何ら劣らないiPad版Evernote

PC版のEvernoteでは、ノートの作成、整理、検索など、あらゆる操作を自由に行うことができる。
作成したノートをノートブックごとに整理し、タグをつけ検索性を高め、さらにはノート中のPDFに書き込みも行えるなど、非常に充実した機能がEvernoteの魅力だ。

iPad版でも、実はほとんどPC版と機能は変わらない。
使用感も、iPadの場合はキーボードがソフトウェアキーボードであるという点を除いて、ほとんど違和感なく使うことができる。

iPadユーザーであれば間違いなく入れておくべきアプリの一つだと言えよう。
また、MacやWindows、iPhoneやAndroidなど、複数の端末をまたいでノートやメモを保存したい人にとっては、最高の選択肢となる。

[phg url=”https://itunes.apple.com/jp/app/evernote-memo-web-peji-wen/id281796108?mt=8″ class=”icon-apple b big” rel=”nofollow”]Evernote – メモ、Web ページ、文書、名刺などをまとめて記憶[/phg]
Evernote ipad overlook

iPad版のEvernoteも、PC版と同じように、左側に階層化可能なノートブックが来て、各ノートブックを開くと個別のノートを一覧で見ることができるという構造になっている。

Evernote ipad giotag

ノート作成画面も、iPad版Evernoteとパソコン版Evernoteでほとんど違いはない。
iPadを持って外出しているときには、位置情報を追加したり、地図の情報を追加したりと、PCよりはiPadの方が使用する機会が多いかもしれない機能も搭載されている。

iPadならではの手書きノートの活用法

Evernoteには、手書きのノート機能も備えられている。
スタイラスなどを使えば、まさに本物のノートのように、文字や絵を自由自在に記入することができる。

Evernote ipad sketch

このように、iPadの画面上で、太さを選べるペン、様々な色が用意されている蛍光ペン、消しゴムなどを備えた手書きノートを作成し、Evernoteに保存できる。
さらに、「図形の自動認識」機能を使用すれば、手書きで歪んだ丸・三角・四角などの図形を書いた際に、Evernoteが自動でそれを認識し、正確な図形に整形してくれる。
普通のリアルなノート以上に便利な手書きノートだ。

パソコンのマウスなどでこうしたノートを作成しようとすると、非常にストレスがたまりがちだが、iPadでは画面に直接記入できるため、十分実用的であるといえよう。

ノートやホワイトボードのスキャンも可能な「Evernote Scannable」

Evernoteで嬉しい活用法のひとつに、リアルのノートにペンで書いたメモや、ホワイトボードに書き込んだ図などを、iPadのカメラで撮影することで、自動的に画像を補正し、白地に綺麗なノートとしてEvernoteに保存してくれる機能がある。

これを使うためには、Evernoteの公式アプリである「Evernote Scannable」を使用する。

[phg url=”https://itunes.apple.com/jp/app/evernote-scannable/id883338188?mt=8″ class=”icon-apple b big” rel=”nofollow”]Evernote Scannable[/phg]

Evernote Scannableをインストールしたら、アプリを立ち上げ、スキャンしたい文書やノートなどの上にかざすだけで、自動で文書を認識してくれる。
実際に、次のような手書きしたノートを、iPadのカメラを使って、Evernote Scannableでスキャンしてみよう。

Evernote ipad scannable 001

iPadでアプリを立ち上げてかざしてみると・・・

Evernote ipad scannable 002

このように、背景の罫線などが薄くなり、また周囲の余計な部分が切り取られ、書き込んだメモだけが明瞭に見えるようにスキャンされる。
そして、これを画像として保存したり、Evernoteに保存したりと、好きなようにスキャンデータを扱うことができる。

Evernote ipad scannable 003

さらに嬉しいのは、iPad版Evernoteに保存したスキャンデータは、Evernoteのアプリ上で非常に簡単に編集や書き込みが可能という点だ。
隠したい部分にモザイクをかけたり、さらにイラストやテキストを入力したりと、リアルの手書きノート+iPad上での書き込みというハイブリッドノートを完成させることができる。
これぞ、iPad版の真骨頂と言えるだろう。ペーパーレスを進めたくても、やはり手書きノートは捨てきれない・・・という人に、特にお勧めできる機能である。

同様に、Evernote Scannableを使えば、名刺の撮影・スキャンとEvernoteへの保存もできる。
名刺管理の方法に悩んでいる人は、ぜひiPadのカメラで名刺を撮影し、Evernoteにどんどん放り込んでしまおう。
ただし、Evernoteで名刺管理をするには、プレミアム会員に登録する必要があるので注意が必要だ。

画像や地図への書き込みが便利なSkitchも使おう

iPadならではの手書き機能を活かせるのは、画像編集でも同様だ。
こちらもEvernote公式アプリである「Skitch」を使えば、撮影した写真に文字や矢印で注釈を書き込んだり、地図の画像にルートをペンでマークしたりと、非常に便利なのでお勧めだ。

[phg url=”https://itunes.apple.com/jp/app/skitch-cuoru-miaoki-rumu-gong/id490505997?mt=8″ class=”icon-apple b big” rel=”nofollow”]Skitch: 撮る。描き込む。共有する。[/phg]

実際に、Skitchを使って、地図上でルートを表す画像を作ってみよう。

Evernote ipad skitch 001

「Skitch」を立ち上げると、写真の撮影や、地図の作成、Webページへの書き込みなど、いくつかの選択肢がある。
その中から、今回は「地図に描き込む」を選んで、住所を指定してルートを描いた地図を作成してみる。

「近辺」をタップすれば現在地付近の地図がアプリ内でスムーズに表示されキャプチャ可能で、「住所」をタップすれば特定の場所を検索し地図画像をキャプチャできる。

Evernote ipad skitch 002

使用したい地図を表示できたら、今度はそれに注釈を書き込んでいく。
フリーハンドのペンでルートを示し、さらに文字の入力もワンタップで非常に簡単にできる。

地図だけではなく、撮影した写真やウェブサイトでも同様の作業ができるため、例えばビジネスで使用するのであれば、店舗の棚の写真を撮影して「この部分の商品を入れ替え」などの注釈を書き込んで指示したりと、活用の幅は無限大だ。

ATOKでiPadで快適文書作成!超軽量なノートPCに

iPadが、ノートパソコンの代わりになるか、というのはよく問われる問いだ。
私の回答としては、もちろんパソコンの方ができることは多いが、文書入力などビジネスに必要最低限の作業は、極めて効率良くiPadで行うことが可能だ、と答えている。

特に、最も嬉しいのは、iPadの圧倒的な軽さである。
iPad mini 4の場合、本体がわずか298グラムであるため、1キロ近いノートパソコンを持ち歩くよりはるかに楽に持ち歩くことができる。
ちょっとした小さなカバンに、iPadとBluetoothキーボードを入れて出かければ、それだけで最強の文書作成・仕事環境が整ってしまう。

iPadで仕事をしたり、文書を書いたりする時にオススメなのは、「ATOK Pad」というアプリである。
これは、優秀な日本語入力IMEとして有名なATOKを、iPad上でも使用を可能にし、しかもEvernoteと連携してノートを保存できるアプリだ。
アプリそのものも非常に軽量なため、Evernoteのアプリを使うよりも、サクサク・スムーズに入力や整理ができる。

[phg url=”https://itunes.apple.com/jp/app/atok-pad/id390360999?mt=8″ class=”icon-apple b big” rel=”nofollow”]ATOK Pad[/phg]
Evernote ipad atokpad

カタカナ語が入り混じる非常に長い文章を入力しても、このように一発で正確に変換してくれる。
外出先で、iPadで長文を作成する際には絶対に必要なアプリだと言える。

作成したノートは、Evernote上の「ATOK Pad」というノートブックに全て保存され、自動的に同期され続ける。
画像などを使用しない、文字のみのノートを大量に作成・保存したい時に便利だ。

Ipad mini 4 microsoft

当ブログで、過去に「Evernote+ATOK Pad+iPad mini 4+Microsoft Universal Foldable Keyboard」という最強の組み合わせを紹介した記事を書いているので、そちらもぜひ読んでほしい。

WebサイトのEvernoteへのクリッピングも便利

Evernoteに保存するものの中で、なんだかんだ言って一番多いのは、Webサイトのクリッピングかもしれない。
気になるニュース記事や、ウェブページをEvernoteに保存しておき、メモやハイライト(蛍光ペン)機能などを使って記憶しておく人も多いのではないか。

もちろん、これはiPad版のEvernoteでも実現できる。

Evernote ipad web clip 001

Safariの共有機能からでも、ウェブページをEvernoteにクリップすることが可能だ。
Safariの共有ボタンからEvernoteをタップすれば良いだけで、すぐにクリッピングを行える。

Evernote ipad web clip 002

スムーズにノートとして表示されるので、メモや注釈を残したい時に便利である。

また、先に紹介した「Skitch」を使用すれば、Webページを画像として保存し、Evernoteに残しておくことも可能なので、自分の好きな方で試してみることをお勧めする。

iPad版EvernoteならPDFへの注釈付けも超便利

プレミアム会員限定の機能となるが、EvernoteではPDFへの注釈の入力も可能だ。
これも、Skitchなどとほぼ同様の機能を備えたビューワーでPDFへの書き込みができるというものだ。
よって、EvernoteをiPadで使用する場合に、親和性が極めて高い。

Evernote ipad pdf 001

この機能を使えば、PDF文書中で特に重要な部分にメモを付けたり、あるいはビジネス上での修正指示をPDFに直接書き込んでだりと、自由自在である。

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Skitchにイメージとしては非常に近い矢印、文字、蛍光ペン、フリーハンドペンが使用出来るほか、文書内の文字の検索などもできる。
単なるPDFビューワとしても、それなりに便利な機能を備えているといえよう。
Evernoteと比べられることの多いMicrosoftのOneNoteなどは、PDFを添付したノートなどの作成ができないので、添付ファイルも含めて便利にノートを管理できるのは、Evernoteならではだ。

iPadでPDFを快適に閲覧し、しかも注釈の入力もできて、文書内での検索までもできてしまうのだから、iPadでEvernoteを使用する便利さは半端ではない。
iPadのヘビーユーザーで、PDFファイルなども使用する人は、ぜひプレミアム会員になることを検討してみてはどうか。

プレゼン機能を使ってiPadで手軽にプレゼン

Evernoteのプレミアム会員の場合、ノートを作成・保存・整理するだけではなく、Evernoteのノートそのままでプレゼンテーションまで実行できてしまう。
これは、基本的にはEvernoteのノートに保存した文書や画像を、ノート通りに全画面表示でスクロールしていく形でプレゼンテーションを行うことのできる機能だ。

Evernote ipad presentation

例えばちょっとした買い物リストのノートをiPadでプレゼンテーションモードで表示すると、この画像のようになる。
このiPadを片手で持って、画面をスクロールしながらプレゼンができるような状態となっている。

もちろん、Evernoteのノートとして作成できるレベルを超えたプレゼンを行うことはできないが、パワーポイントなどを作成するまでもない説明資料などは、いっそノートを直接投影したりiPadの画面を見せたりする方が、時間の無駄がなく効率的だろう。

仕事でiPadやEvernoteを使用する人に特にお勧めできる機能だ。

音声録音で会議や講義をEvernoteに録音しよう!

Evernoteで取れるノートは、手書きや文字だけではない。
Evernoteには録音機能まであり、録音した音声ファイルをノートに添付する形で保存できる。

Evernote ipad rec

iPadを会議や講義などに持って行った時に、録音機能を使って音声を録音すれば、記入した文字情報のノートに加えて、音声での記録も合わせて残すことができる。
レコーダーなどを購入するよりも、iPadで録音とノートテイクを両方行ってしまう方がよっぽど効率出来だ。

そんなに知られていないが、使いようによっては非常に便利な機能である。

iPad版Evernoteでも検索機能が充実

Evernoteの強みは、あらゆるノートや写真、添付ファイルなどの記録を保存しておけることだが、高度な検索機能もEvernoteの大きな強みの一つだ。

Evernoteを長年使っていると、大量のノートがたまっていくし、次々と新しい情報が積み重なっていってしまうので、徐々に過去も含めた一覧性は低下してくる。
正確な検索機能があるからこそ、大量の情報をEvernoteに全て保存していたとしても、不自由を感じることなく、目的のファイルを発見できるのである。

Evernote ipad search

パソコン版Evernoteでの充実した検索機能は、もちろんiPadでも健在である。
こちらの画像は、「調査」というキーワードで検索をかけたものだが、ノートの添付ファイルのWordの中の文字まで(これはプレミアム限定)検索できているし、過去の新聞記事のクリッピングなどもしっかりと出てきている。

また、Evernoteならではの高度な検索構文も使用可能だ。
例えば、「intitle:〜〜」と検索すると、「〜〜」をタイトルに含むノートを検索することができる。
さらには、「created:」で検索すると指定の時期・日付に作成されたノートを、「latitude:」で検索すると特定の座標の位置情報を含むノートまでもが検索可能など、非常にマニアックなこともできてしまう。

iPadでも、PC版と全く同じように、不自由なく検索機能も利用できるのがEvernoteの強みであろう。

iPadユーザーはEvernoteを最大限活用せよ!

以上、iPad版のEvernoteのオススメポイントや、活用のコツ・ワザ、あまり知られていない機能などを10個紹介してきた。
すでにEvernoteをインストールしている人でも、まだ活用したことのない使い方などもあったのではないか。

iPadでEvernoteを使いこなせば、ほぼノートPCと変わらない仕事環境・作業環境を実現できる。
もちろんサラリーマンなどにもオススメできるし、大学の講義でノートをとることの多い学生などにもオススメできるだろう。

また、iPadで気になる料理のレシピをEvernoteに保存しておき、それを見ながら料理を作って、さらに写真を撮影して感想などをEvernoteに保存しておく・・・なんてことも可能だ。
まさにすべてを記憶して、脳の代わりとなってくれるようなアプリなので、上手く使えばありとあらゆる活用法がある。

iPadの便利さを最大化する意味でも、Evernoteなどのクラウドアプリを使いこなすことは必須のスキルと言っても過言ではなかろう。

私の場合は、旅行先で料理を食べた時には写真、お店の位置情報、ちょっとしたメモなどを残しておき、ブログのネタにならないかを考えてみたりもしている。
パスワードのリストの保存から、買い物リスト、タスクリスト、リマインダー、日経電子版の記事のクリッピングまで、ありとあらゆる情報をEvernoteに保存しているので、今やEvernoteなしの生活はなかなか考えられない。

ぜひ、今回紹介したことをヒントに、iPad+Evernoteの便利な活用法を自分なりに編み出していっていただきたい。

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