就活というと、大学3年生の後半から半年〜1年かけて、様々な会社に、エントリーシートを会社に送り、面接を経て、その結果次第ではれて、内定なんて流れですよね。アメリカの大学生は、どんな就活をしてるのでしょうか?僕の実体験を踏まえて、日本と全然違うなと思ったことを紹介していきます!
アメリカでは会社が大学に出向いて、優秀な学生を逆就活!?
アメリカは、非常に広い国です。その上、優秀な大学は、アメリカ全土に散らばっています。そのため、地域の主要な大学では、学校が、合同説明会を数日間主催し、そこに各々の会社の人事担当者が、パンフレットなどを持ってきて、学生と情報交換をするというケースが多いです。数も半端ではなく、100を越える企業が、一つの大学にその三日間のためだけに参加してくるというケースも珍しいことではありません。
面接も大学で行われる!アメリカ採用の実態
僕の学校には、面接をするためだけの場所があり、企業によっては、面接もそこで行ってしまいます。日本ではあまり考えられませんが、アメリカは、やっぱり広いので、学生が全員飛行機でやってくるというよりは、面接官を学校に1週間おくり、その1週間で、できる限りの面接を済ませてしまうというのが合理的なのです。
新卒の学生にも豪華接待?
新卒採用は、基本的に数段階に分かれており、電話面接、学校での面接があり、正社員採用の場合は、多くのケースで、最終面接は本社で行われることが多いです。その場合は、会社側が、諸費用をすべてうけもつことがおおいです。僕が、シリコンバレーに面接にいった時には、高級外車で、ホテル、空港、会社間の送迎がきました。また別の会社の面接にいった友人は、面接後に、高級ホテルのレストランで、夕飯をごちそうになったそうです。ただこういう接待は、すべての会社が行っているわけではありません。
アメリカの履歴書ってどんな感じ?
日本で言うと、名前、生年月日、住所などの個人情報写真、学歴・職歴、志望動機など、市販の書式に沿って手書きというのが一般的ですよね。まず最大の違いは、アメリカでは、写真、生年月日を履歴書に書くということはあまりありません。また、書式も決まってなく、一般的には、学歴、成績、課外活動、特技(エクセルなど)を、書くことが多いです。またほとんどの会社では、ネット越しに履歴書を送ることがほとんどなので、手描きもまずありえません。送られた履歴書をコンピューターで読み込み、判別をある程度自動化してる場合もあるので、逆に手書きだと不利になるかもしれません。僕の場合は、通ってる大学と専攻、成績、プログラミング大会の参加記録、在学中に作ったプログラムの紹介、どのプログラミング言語を得意としているか、などを書いています。
スーツは必須
アメリカというと少しカジュアルなイメージがありますが、スーツは基本的にほとんどの業界で必須です。合同説明会、面接ともにほとんどの学生がスーツできちっとしてきます。僕の知ってる限り唯一の例外は、IT業界です。会社によっては、シャツとチノパンでOKだったり、全く気にしなかったりします。僕がシリコンバレーの本社で面接をした時は、半袖半ズボンで、面接に行きました。ちなみに面接官は、ジーンズと運動靴だったので、お互い負けず劣らずと言ったところでした。
などいろいろ、アメリカの就活には、日本といろいろな面白い違いがあり、それらは、地理的条件だったり、文化の違いだったりして、なかなか興味深いものがあります。