2月26日に発表されると見られているLGの最新スマホG6に、Google Pixelのみに採用されているAI音声認識技術「Google Assistant」か、Amazonの開発する「Amazon Alexa」が採用される可能性があるかもしれない。
韓国のニュースサイトBusiness Koreaの最新のレポートによれば、業界関係者の話として、LGが低迷が続く同社のスマートフォンを勢い付けるために、GoogleやAmazonと交渉を図っていると言う。
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LGの最新スマホが、Google Assistantを搭載する初の他社製スマホに?
Google Assistantは、Googleが開発するAI音声認識技術だが、これまではGoogleブランドの最新スマホであるGoogle Pixelのみに限定して導入されてきた。
Amazon Alexa(アレクサ)も、Amazonが開発する同様の音声認識技術で、アメリカでAmazon Echoという家庭用の音声アシスタントデバイスに搭載されている。
いずれも、話しかけるだけで、タスクの設定や、音楽の再生、最新のニュースや天気予報を教えてくれる便利な音声アシスタントである。
日本では、iPhoneに搭載されているSiriが有名だが、最近はIT大手がこぞってこうした音声アシスタントを開発している。
そして、LGがこうした音声アシスタントを、同社のスマートフォンに2017年中に搭載するために、意欲的に交渉をしているというのだ。
さらに、2月26日にスペインで開催されるMobile World Congressで発表されると見られているLG製の最新スマートフォン「G6」に、どちらかの音声アシスタントが搭載される可能性があるという噂があるとのこと。
Google Assistantであれ、Amazon Alexaであれ、LGのようなサードパーティーのスマートフォンに導入された場合は、業界初の画期的な出来事となる。
Google Pixelでしか使用することができなかったGoogle Assistantが、他社のスマートフォンでも使用できるようになれば、Androidがより一層快適で便利になるだろう。
LGはGoogleのスマートウォッチも製造予定
報道によれば、Googleにより開発され、LGのブランドの下で製造・販売されるスマートウォッチが、2月初旬に発表される可能性もあるという。
このスマートウォッチは、“Android Wear 2.0”を採用する初めてのスマートウォッチとなる見込みだ。
LGがGoogleと関係を深めているとすれば、今回のBusiness Koreaによる報道も一定の実現可能性はありそうだが、あくまで噂の段階に留まる。
Google Assistantを使って見たくてたまらない人は、2月のMobile World CongressでのLGの発表に期待しておこう。