今回のジョークはちょっとくだらないけど思わず微笑んでしまうようなジョークである。
毎週月曜更新「解説!アメリカンジョークで学ぶ英会話」シリーズ
このシリーズでは、アメリカ正規留学を経てシリコンバレーで就職した僕が、身近に聞いたり、ネットで見つけたアメリカンジョークを紹介し、その意味を紐解いていく。 アメリカンジョークは、気軽に読めるし、意味がわかると非常に面白いので、英会話教材としても最適だ。 時事ネタや社会情勢などの知識を問われることから、アメリカの文化への理解も深まるし、英語の微妙なニュアンスを問われるため、日常の英会話にも役立つ実践的な「生きた英語」を学ぶことができる。 初見では意味のわからないアメリカンジョークもあるが、筆者がそのジョークの何が面白いのか、しっかりと解説をつけるので、英語初心者でも理解できるはずだ。 アメリカのスラング、ジョーク、英会話のコツを学びたい人は、ぜひ毎週チェックして欲しい。 なお、シリーズ一覧はこちらから読める。
Skyscraper(超高層ビル)より高くジャンプできる?
How many animals can jump higher than a skyscraper? from Jokes
- Skyscraper
- 「超高層ビル」のこと。「sky」はもちろん「空」で、「scrape」は「削る、する」という意味で「空を削るくらい高い建物」というふうに覚えると覚えやすい。
- higher than…
- 「…より高く」という意味。
「How many animals can jump higher than a skyscraper?」(超高層ビルより高くジャンプできる動物は幾ついますか?)と始まるジョーク。超高層ビルより高くジャンプできる動物なんて聞いたことない、と思ってしまうが、オチは「All of them」(全ての動物)、「skyscrapers can’t jump」(超高層ビルはジャンプできないからね)というジョーク。
日本の中高で英語を勉強してアメリカに来た筆者が困ったことの一つに、動物や昆虫の名前が英語で一切わからないということである。筆者がアメリカに来てから5年間での頻出の動物や昆虫の名前をいかにまとめて見た。
- puppy
- 「子犬」のこと
- kitten
- 「子猫」のこと。「kitty」もほぼ同様の意味で使われることが多い。「ハローキティ」の「キティ」はここから来ている。
- bunny
- 「うさぎ」のこと。子供のウサギをさすことが多い気がする。「rabbit」と比べるとやや口語表現である。
- squirrel
- 「リス」のこと。アメリカでは、地域によるが、日本でいう野良猫のように、野良リスがあっちゃこっちゃにいることが多い。日本人からすると、テンションが上がる光景であるが、実はアメリカではゴミを漁る動物として見られていて、そこまで好感を持たれていなかったりする。また「squirrel」を発音するのは、「R」と「L」がどちらも入っているため、日本人には非常に難しい。なぜかはわからないが、これは実は日本人以外でも英語を母国語にしない人にとっては難しいらしく、イギリスの大手サイト「The Independent」の記事「The most difficult words to pronounce in the English language」という「英語がネイティブじゃない人が発音に困る英単語ランキング」の記事で堂々の3位に入賞している。
- roly poly
- 「ダンゴムシ」のこと。これは実はアメリカ内でも地域によって呼び方が違うらしく、「pill bug」などと呼ばれることもあるらしい。
- 以前「T-ARA」という韓国の女性アイドルグループが、「Roly-Poly(ロリポリ)」という曲を出して人気になったが、アメリカではダンゴムシという意味以外には「太った人」という意味合いで使われることもあり、実は特にいい意味がある単語ではない。