アメリカンジョークで日常英会話を学んでいくこのコーナー。
第3回目となる今日は、日本で言うところの「親父ギャグ」を取り上げる。
毎週月曜更新「解説!アメリカンジョークで学ぶ英会話」シリーズ
このシリーズでは、アメリカ正規留学を経てシリコンバレーで就職した僕が、身近に聞いたり、ネットで見つけたアメリカンジョークを紹介し、その意味を紐解いていく。
アメリカンジョークは、気軽に読めるし、意味がわかると非常に面白いので、英会話教材としても最適だ。
時事ネタや社会情勢などの知識を問われることから、アメリカの文化への理解も深まるし、英語の微妙なニュアンスを問われるため、日常の英会話にも役立つ実践的な「生きた英語」を学ぶことができる。
初見では意味のわからないアメリカンジョークもあるが、筆者がそのジョークの何が面白いのか、しっかりと解説をつけるので、英語初心者でも理解できるはずだ。
アメリカのスラング、ジョーク、英会話のコツを学びたい人は、ぜひ毎週チェックして欲しい。
なお、シリーズ一覧はこちらから読める。
新しいルームメートとお互いの部屋を掃除しあってる?
Got a new roommate. She cleans my room, I clean hers. from Jokes
「punchline」と呼ばれるオチは「We are maid for each other」、つまり「お互いがお互いのメイドだ」ということ。お互いに部屋を掃除してあげてるからメイドだということだが、何故これがオチなのか?
英語ではよく「We are made for each other」という表現があり、これは(特にカップルが)お互いのために生まれてきたようなもの、つまり運命の赤い糸で結ばれてるという雰囲気の表現がある。なんでこれが関係するのか?「We are maid for each other」と「We are made for each other」を共に声に出して読んでもらいたい。これらは違う単語でスペルも違うが発音が全く同じなのだ。つまりちょっとした親父ギャグということだ。
日本語でも様々なロマンチックな表現があるが、英語でも一見わかりにくい表現がたくさんある。以下に頻繁に出てくる表現をまとめてみた。
- You are too good to be true!
- 「too good to be true」というのは、「あまりにも(何かが)良すぎるため、存在を信じられない」といった表現だ。日本語でいうと「こんないい人に出会えたの信じられない」といった雰囲気である。
- Significant other
- ロマンチックな表現ではないが、関連した表現なのでここで紹介する。「Significant other」もしくは省略して「S/O」は「彼氏・彼女・旦那・奥さん」といった「いま付き合ってる人」の総称である。
- Love at first sight
- これは「一目惚れ」という意味。「一目惚れ」のコンセプトは世界共通なのかもしれない。
- Fall for
- 恋に落ちると言う意味。「fall in love」というのは聞いたことのある人は多いかもしれないが、それに近い表現。
- ask out
- デートに誘うということ。「You should ask her out!」と誰かに言われたら、「その女の子デートに誘うべきだよ!」ということ。