今週は、先週と違い短いジョークを紹介したい。
毎週月曜更新「解説!アメリカンジョークで学ぶ英会話」シリーズ
このシリーズでは、アメリカ正規留学を経てシリコンバレーで就職した僕が、身近に聞いたり、ネットで見つけたアメリカンジョークを紹介し、その意味を紐解いていく。 アメリカンジョークは、気軽に読めるし、意味がわかると非常に面白いので、英会話教材としても最適だ。 時事ネタや社会情勢などの知識を問われることから、アメリカの文化への理解も深まるし、英語の微妙なニュアンスを問われるため、日常の英会話にも役立つ実践的な「生きた英語」を学ぶことができる。 初見では意味のわからないアメリカンジョークもあるが、筆者がそのジョークの何が面白いのか、しっかりと解説をつけるので、英語初心者でも理解できるはずだ。 アメリカのスラング、ジョーク、英会話のコツを学びたい人は、ぜひ毎週チェックして欲しい。 なお、シリーズ一覧はこちらから読める。
タイムトラベルについてのジョークがあるんだけど。。。
- you guys
- 君たち
「But you guys didn’t like it」(でも君たちは好きじゃなかったよ)。
一見わかりにくいが、つまり「タイムトラベルに関するジョークがあるんだけど」と切り出し、どんなジョークなのかと思わせておいて、「いや、でも君たちには好評じゃなかったんだよね」と「タイムトラベルして来たのかい!」というジョークである。
ちなみに「you guys」の「guy」というのは「男」という意味だが、「you guys」は相手が男性じゃなくても一般的には使える。時々「男じゃないよ!」って言い出す人もいるが、社会的には(特に日常会話では)問題なく使えると思っていい。
また、テキサスなどのアメリカ南部では「y’all」という「you all」の省略形が使われることが多い。「y’all」というと、完全に南部丸出しの人という印象が出る。
このように日本で関東圏は「マック」というけど、関西では「マクド」というように、地域間によって若干の違いがあることがある。いかにその代表的な例をまとめてみた。
- Coke/Soda/Pop
- これは非常に代表的な例である。これは全て「炭酸飲料」の一般名称として使われている言葉なのだが、南部では「coke」というと「炭酸飲料」全てをさす。そうするとコーラを飲みたいときはなんていうのかと疑問に思うが、「coca cola」というらしい。他の場所では「soda」が一般的で、シカゴなどでは「pop」という人もいる。
- Bubbler/Water fountain
- 冷水機のこと。ほぼアメリカ全土では「Water fountain」で通じるが、ウィスコンシンなどの一部では「Bubbler」という表現が使われている。
- toilet/bathroom
- これはアメリカ英語とイギリス英語の違いだが、「toilet」というとアメリカでは便器のことを指し、イギリスではお手洗いのことを指す。アメリカでは基本的の「トイレにいく」というのは「go to the bathroom」といい、イギリスでは「go to the toilet」という。ちなみにカナダでは「go to the washroom」という。
- Chips
- これまたアメリカ英語とイギリス英語の違い。アメリカでは「Chips」というのは「ポテトチップス」のことを指すのだが、イギリスでは「フライドポテト」のことを指す。アメリカではフライドポテトを「French Fries」という。ただし、アメリカでも「Fish and chips」というときだけは、「Chips=フライドポテト」となるため、非常に勘違いが生じやすい単語だ。