アメリカンジョークから、アメリカの文化や、日常英会話を学んでいくのがこのシリーズだ。
今回は、アメリカの就職面接に関連したジョークとアメリカの面接でよく聞かれる質問を紹介する。
毎週月曜更新「解説!アメリカンジョークで学ぶ英会話」シリーズ
このシリーズでは、アメリカ正規留学を経てシリコンバレーで就職した僕が、身近に聞いたり、ネットで見つけたアメリカンジョークを紹介し、その意味を紐解いていく。
アメリカンジョークは、気軽に読めるし、意味がわかると非常に面白いので、英会話教材としても最適だ。
時事ネタや社会情勢などの知識を問われることから、アメリカの文化への理解も深まるし、英語の微妙なニュアンスを問われるため、日常の英会話にも役立つ実践的な「生きた英語」を学ぶことができる。
初見では意味のわからないアメリカンジョークもあるが、筆者がそのジョークの何が面白いのか、しっかりと解説をつけるので、英語初心者でも理解できるはずだ。
アメリカのスラング、ジョーク、英会話のコツを学びたい人は、ぜひ毎週チェックして欲しい。
なお、シリーズ一覧はこちらから読める。
3単語で・・・
- Describe
- 説明する
- lazy
- 怠惰な。
「3単語で自己紹介をしてくれ」と頼まれ、「怠惰」と「3単語すら言わないほどだらけてるんかい!」というジョーク。「3単語」でというと戸惑う人もいるかもしれないが、これは仕事の面接などでは比較的ありがちな質問で通常「responsible, ambitious, postive(責任感のあり、野望があり、ポジティブ)」のように答えることが多い。
このようにアメリカでは日本とちょっと違った質問を面接ではされることが多い。いかに代表的なものをまとめて見た。
- What are your strengths?
- 先ほどの「Describe yourself in 3 words」と近いタイプの質問。このような質問が飛んで来たら、「I have a great leadership skill because I have managed a lot of people in the past 10 years」自分の長所を経験と共に結びつけて好印象を与えたいところだ。
- Where do you see yourself in five years?
- アメリカでは転職はキャリアアップの重要な手段の一つで、新卒で入った会社に定年まで勤めるということは日本に比べて稀だ。5年後どこにいたいのか?5年間この会社で働くとしたら、どのようなことをこの先5年でしたいのか?違う会社に転職したいのか?そのような近い将来を具体的にはっきりと聞くアメリカらしい質問だ。
- Why are you leaving your current job?
- 転職が盛んなアメリカならではの質問である。「I don’t like my current job」のような主観的、否定的な答えではなく、キャリアアップ、新しい挑戦を求めて、などポジティブな答えが好ましい。
- Why should we hire you?
- 面接の究極の目的はまさにこれを探るということなのだが、これを単刀直入に聞いてしまうのはアメリカらしい。IT技術者の面接は基本的に、どこの会社も技術的な内容ばかりなので、筆者はこのような質問を聞かれたことがないが、面接の最後にこれを聞かれたら、「いや、今までの質問を答える過程で説明したばっかりなんですけど…」となってしまいそうな質問である。