選挙前の世論調査ではクリントン氏優勢だったものの、実際の大統領選ではトランプ氏が勝利した2016年大統領選。数日前、アメリカのコンピューター専門家がいくつかの州でのトランプ氏の得票数に疑問点があると指摘した。そして、先ほどそのうちの一つウィスコンシン州での投票数え直しを大統領選候補者の1人だったジル・スタイン氏が正式に要求したと発表した。
クリントン氏の逆転勝利はあり得るのか？
今回の選挙では、ウィスコンシン州ではトランプ氏が勝利している。もし得票数の再集計が行われてウィスコンシン州でのトランプ氏の勝利が取り消されても、大統領選の結果は実は変わらない。では、なぜスタイン氏は要求したのか？
スタイン氏は、実はウィスコンシン州以外にも、ミシガン州とペンシルバニア州での投票数え直しを要求すると正式に発表した。
もしこの３つで投票数え直しが行われて、全てでクリントン氏の逆転勝利が確定した場合、クリントン氏の逆転勝利が確定することになる。
スタイン氏の公式ツイッターによると、ウィスコンシン州での数え直しは来週にも始まると言う。
反トランプ氏のデモをまとめたウィキペディアの項目ができるほど、アメリカ国内では混乱が続いている。投票の数え直しでさらに混乱は深まるにちがいない。
