アメリカ大統領選、得票数の数え直しでクリントン氏の逆転勝利は可能なのか?

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11月25日ウィスコンシン州での得票数の数え直しが正式に要求された。再集計を要求したスタイン氏は、BBCによると、ミシガン州とペンシルバニア州での数え直しを要求することを約束していると言う。もしこの3州で数え直しが行われたら、大統領選の結果はどうなるのか?アメリカの大統領選のシステムを簡単におさらいしながら、この数え直しがどのような結果をもたらす可能性があるのかを考察していきたい。




得票数が少ないのに勝利したトランプ氏。アメリカ大統領選はどのようなシステムなのか?

アメリカ大統領選は純粋に得票数で決まるわけではない。Electoral College(アメリカ選挙人団)と呼ばれるシステムが使われている。

このシスステムでは、州ごとに選挙人の数が割り当てられている。例えば、人口の少ないアラスカ州では3人、一方カリフォルア州では55人と、人口など様々な要因を元に決められている。

一般投票のあと、選挙人がその州での投票結果に基づいて、投票することになる。

その選挙人の投票先は、メイン州、ネブラスカ州を除く48州では、100年以上、その州での得票数が多かった候補者に選挙人が全て割り当てられるという「winner-take-all」というシステムが取られている

例えば、今回の選挙ではカリフォルア州では、クリントン氏が、得票数では勝利したので、55人全てクリントン氏に投票することになる。

そうすると、例えば、49%対51%で勝利しても、その州の選挙人は全て勝者が獲得することになるため、人口の配分によっては、得票数が多い候補者が敗北してしまうという非常に不可解な現象が起こることになる。そして実際、2000年の大統領選でも得票数が少なかったジョージ・ブッシュ氏が勝利している。

今回の大統領選でも得票数で優っているクリントン氏が最終的に敗北したのはこのシステムが原因である。

再集計が決定したウィスコンシン州と、再集計が濃厚なペンシルバニア州とミシガン州では全て僅差でトランプ氏が勝利している。

トランプ氏 クリントン氏
ウィスコンシン 1,409,467(47.9%) 1,382,210(46.9%)
ミシガン 2,279,805(47.6%) 2,268,193(47.3%)
ペンシルバニア 2,912,941(48.8%) 2,844,705(47.6%)

(引用:ニューヨークタイムズ)

再集計によるクリントン氏の逆転勝利の可能性とは?

数え直しの要求が正式に送られたウィスコンシン州と、その可能性が非常に濃厚なミシガン州、ペンシルベニア州。ウィスコンシン州は8人、ミシガン州は16人、ペンシルベニア州では20人選挙人が割り当てている。

トランプ氏は306人の選挙人、クリントン氏は232人獲得した今回の選挙。上記の3つの州で、トランプ氏の勝利がひっくり返された場合、トランプ氏は262人、クリントン氏は276人獲得することになり、クリントン氏の逆転勝利が確定することになる

しかし、その3州全てで結果がひっくり返らない限り、クリントン氏が当選することはない。

一見起こり得なさそうに思えるが、この可能性は思ったよりも大きいかもしれないと専門家は指摘する。

電子投票システムがハッキングされていた可能性を指摘するセキュリティー専門家

ミシガン大学のコンピューターセキュリティー専門家、アレックス氏によると、電子投票を用いている地域と投票用紙を使っている地域でのクリントン氏の得票数を比べると、クリントン氏の得票数は電子投票を用いている地域では7%ほど少ないと言う。そして、アレックス氏によると、電子投票システムが何者かによってハッキングされていたのではないかという。

実際にハッキングされた証拠があるわけではないのだが、アレックス氏を含む専門家たちが、数日前にクリントン陣営に得票数の数え直しを要求するよう助言している

そして、ウィスコンシン州での得票数数え直しは来週にも始まるという。クリントン氏の逆転勝利はありうるのか、注目だ。

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